3Dプリンタのノウハウを、誰でも自由に使えるオープンツールを活用しながら学びます。
全体像
http://twitpic.com/dy5fqt
加工の種類 †
- 2D加工
2次元CADやお絵かきツールでデータ作成ができる。レーザーカッターのデータに変換できる。
- 2.5D加工
2次元データに単に厚みを加えたり、穴を加えたりしたもの。二次元データを基に比較的簡単に作成できる。CNCや3Dプリンタのデータにできる。
- 3D加工
3DCADや3Dモデリングソフトを使うもの。STLファイルを経由することが多い。3Dプリンタのデータにするためには、立体が閉じていないといけない、
LibreCAD †
特徴 †
- 2DCAD。
- 保存形式はDXF。わざわざDXFエクスポートしなくていい
- ライセンス:GPLv2
- プラットフォーム:Windows/Mac/Linux
- http://librecad.org/
- 2010年にQCADから枝分かれしました
- QCADの知識がほぼそのまま使えます
簡単な使い方 †
- 円やプレートを描く
- 文字を書く
- 文字はストロークフォントなので、CNCでは使えるが3Dプリンタには持っていけない
LibreCADから3Dプリンターへ †
保存→openscad→linear_extrude(file="circleface.dxf", height=1);
F6を押してビルド→Design-Export as STL...
LibreCADからレーザーカッターへ †
- G-code 形式のデータを使う場合
- 独自形式のデータを使う場合
- それぞれのやりかたにあわせます。
- ex1,UNIVERSAL LASER SYSTEMS VLS2.30
- Windowsのプリンタドライバとして動作する
- WindowsのLibreCADから印刷する
- 初期設定 デフォルトのレイヤーのをペン色を赤に。ペン幅を0.00mmに。
- 印刷時にまずプレビューし、サイズを1:1に選択してから印刷
- 印刷枠のどこに図形を置くかをマウスドラッグで動かせるので、VLSの画面ではみ出た場合はプレビューに戻って調整する
- ex2,CorelLaser?
- DXFで保存したものをCorelDraw?で読み込み→調整→出力
LibreCADからCNCへ †
Inkscape †
http://www.inkscape.org
GPL
- 二次元のベクトルグラフィックソフトです。
- 文字や写真を使うことが簡単です。
DXF プラグイン †
- Inkscape標準のDXF形式保存はあまりうまく動かないみたいなのでプラグインでDXF出力します。
- いくつかあります
- 「Inkscape OpenSCAD DXF Export」
- 「Better DXF Output Unicode」
プラグインのインストール方法 †
ダウンロードしたものを解凍し、extensionsフォルダにコピー
- Windowsの場合 inkscapeプログラムがインストールされているフォルダのshare/extensions
- Macの場合 inkscapeプログラムがインストールされているフォルダのContents/Resouses/extensions
- Linuxの場合 /usr/share/inkskape/extensions
簡単な使い方 †
- 円やプレートを描いて、文字を書く
- 必ず、オブジェクトをパスに変更
- Better DXF Output(*.dxf)で保存
- Gcode形式で出す場合
- 独自形式で出す場合
- それぞれのやりかたにあわせます。
- ex1,UNIVERSAL LASER SYSTEMS VLS2.30
- Windowsのプリンタドライバとして動作する
- WindowsのLibreCADから印刷する
- 初期設定 レイヤーデフォルトを赤に。線太を0.000mmに。
- 印刷時にサイズをFITしない
- ex2,CorelLaser?
- DXFで保存したものをCorelDraw?で読み込み
Inkscapeから3Dプリンターへ †
保存→openscad→linear_extrude(file="circleface.dxf", height=1);
F6を押してビルド→Design-Export as STL...
Inkscapeからレーザーカッターへ †
LibreCADと同じ
InkscapeからCNCへ †
pyCAMを使います
コピペで映ります
LibreCADからCNCへ †
OpenSCAD †
http://www.openscad.org/
GPL2
使い方 †
立方体、球などを組み合わせて使います。
cube(size = 10);
と打ち込んでF5で立方体描画、
cube(size=[15,5,20]);
と打ち込んでF5で直方体描画
時計の文字盤の例
for ( i = [0 : 11] )
{
rotate( i * 360 / 12, [1, 0, 0])
translate([0,40, -0.5])
cube(size=[2,25,1]);
}
for ( i = [0 : 59] )
{
rotate( i * 360 / 60, [1, 0, 0])
translate([0, 48, -0.5])
cube(size=[2,16,1]);
}
difference() {
union(){
difference() {
rotate([0,90,0])
cylinder(h = 10, r= 65 );
rotate([0,90,0])
translate([0, 0, 1])
cylinder(h =10, r1 = 63, r2 = 60 );
}
rotate([0,90,0])
translate([0, 0, 1])
cylinder(h =1, r1= 10 ,r2=8
);
}
rotate([0,90,0])
translate([0, 0, -5])
cylinder(h =10, r= 5
);
}
DXFファイルを読み込む †
SketchUp? †
http://www.sketchup.com/ja
http://www.sketchup.com/download/all
SketchUp? 8
最新バージョンはSketchUp? Makeであるが、例えば学校関係などには無料では使用できないため、過去のバージョンのSketchUp? 8 を今回利用。
Linuxにインストールする方法 †
SketchUp?はLinuxには公式に対応していないので、wineを使って動作させます。
Ubuntu Linux 13.10 (x64)で動かした例 †
(参考) http://ubuntuhandbook.org/index.php/2013/07/install-sketchup-2013-ubuntu-13-04/
Wine1.7をインストール
wine regedit
として、
sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-wine/ppa
sudo apt-get update; sudo apt-get install wine1.7
SketcuUp?を動かすための設定
- Configure wineを選び、「ライブラリ」-「Riched20」-「追加」
- 「アプリケーション」で「アプリケーションを追加」で「SketchUp?.exe」の場所を選び、「開く」
- SketchUp?.exeを押してからWindowsバージョンを「Windows 7」とする。
- コマンドラインで wine regedit と打ってエンター、
- 「\HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\SKetchUp8\GLConfig\Display」
のHW_OKを1にする。
- 起動はUnityメニューからSketchUp?を選ぶ。
起動 †
最初にテンプレートから「製品デザインと木工 - ミリメートル」を選びます
- 四角を書いてみましょう
- 文字を入れてみましょう
- 引込みさせてみましょう
SketchUp?を使って積み木っぽいオブジェクトデータ作成 †
ギャラリーを使う
STLファイルにする方法 †
いくつかあるようです
ここでは上の2つを試してみましたが、Ubuntu13.04ではダイアログやウィンドウがホワイトアウトしてしまったので3つ目を試してみました。
Macにインストールする方法 †
- http://www.sketchup.com/ja ここの「SketchUPのダウンロード」をクリックします。
- 使用用途を選択します。個人的なプロジェクトを選択した場合、「SketchUp? Makeのダウンロード」というボタンが表示されるので、各項目を入力後、クリックします。
- SketchUp? Makeをインストールします。
- http://extensions.sketchup.com/ja/content/sketchup-stl ここの「ダウンロード」をクリックし、「sketchup-stl-2.1.2.rbz」をダウンロードします。このファイルをそのままダブルクリックするとSketchUp?にExportSTLがインストールされます。
pycam †
Ubuntuでのインストール †
apt-get install python-opengl python-gtkglext1 python-support libgtkglext1 freeglut3
dpkg -i pycam_0.5.1-1_all.deb
Sli3er †
http://slic3r.org/
AGPL3
MONO工作室の3Dプリンタで出力を体験してみる †